【感染・感染疑いは.253例。殺処分対象は計16万9881頭】
【鳩山首相来県 「滞在2時間 何が分かる」】
口蹄疫対策で1日に初めて本県入りした鳩山首相に東国原知事との会談に同席した被害農家は憔悴(しょうすい)した表情を見せ、窮状を訴えた。
鳩山首相は生活再建策などに「万全を期す」と約束したが、農家は「言葉が漠然として光に思えない」と複雑な表情だった。
口蹄疫確認からおよそ40日。発生現場に足を運ぶこともなく、本県滞在もわずか約2時間。「現地訪問」というアリバイづくりのような首相の本県入りに、農家からは「今さら遅い」「現場も見ずに何がわかるのか」との怒りの声があふれた。
東国原知事は「国の後ろ盾をいただき、生活再建へ一層スピードをあげて取り組みたい」と期待を込めた。
非公開で約40分行われた会談には、口蹄疫で家畜を殺処分した
感染が広がる児湯郡、
補償や処分後の埋却地問題が解消されないまま、やむなくワクチン接種を受け入れた
首相は「遅ればせながら皆さんのご苦労にお礼申し上げる。政府として万全の措置を取らせて頂く。」と関係者の努力に謝意を示した。
しかし殺処分を前提にワクチン接種した家畜の補償と、その後の再建支援について県は国の全額補償を求めたが、首相は「万全を期す」と答えるにとどめ全額負担には踏み込めなかった。
【義援金1次配分・農家1239戸に20万円】
県は1日、口蹄疫被害農家を支援するために県に寄せられた義援金の1次配分額を公表した。発症農家とワクチン接種農家合わせて1239戸に20万ずつ配分。今月中旬にも市町村を通じ送金する。寄せられた義援金は5月31日現在で6億2978万8000円に上っており、このうち2億4780万円を1次配分に充てる。
【週内処分完了は困難】
東国原知事は1日の定例記者会見で、赤松農相が今週内に終えるよう要請している口蹄疫感染疑いの家畜の殺処分について、「天候や人員、埋却地の確保など条件があり、簡単にいかない」として困難な見通しを示した。
知事は「ワクチンを打つ作業をしていた獣医師が殺処分、埋却に振り分けられれば、少しは改善される。しかし現場は非常に疲弊している。そう計画通りにはいかない。」と説明。
現状で1日5、6千頭にとどまっている中、迅速化は難しいとの認識。



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