●【出荷促進へ支援金】肥育牛肉専用種1万9500円 農水省追加対策
農水省は15日、農家などへの追加支援策を発表した。
搬出制限区域(半径10~20キロ)内で家畜の早期出荷を促すため、肥育牛肉専用種では1万9500円などの「出荷促進支援金」を支払う。
また、搬出制限区域内などで飼育された家畜に対し、出荷が遅れたことへの対策として肥育牛で1日当たり6000円を助成する。
さらに、子牛が出荷できなくなっていることから、1日あたり400円の支援
金も盛り込んだ。
出荷促進支援金は、これまで「経営再開支援金」としていた助成金で、早期出荷により価値が下がるのを補てん(肥育牛肉専用種では12ケ月齢以上28ケ月齢未満50万500円など)に加算して支払う。
肉用牛繁殖は24ケ月齢未満が1万9500円、24ケ月齢以上が5万9500円など。豚は種豚が1万8500円、肥育豚は4500円など、また直ちに冷凍保管などに要する経費を助成する。
出荷遅延対策は、
●【都城に抗体検査陰性】
県は15日、
抗体検査はウィルスの痕跡を調べ、過去に感染していたかどうかの履歴を調べる。
抗体はウィルス(抗原)などが体内に侵入すると血液や体液中に作られ、抗原と結合するタンパク質の一種。
抗体は抗原の種類に応じて作られ、口蹄疫ウィルスにも対応した抗体が作られる。抗体ができるまで1~2週間。
抗体を検出すれば、過去感染していたかがわかる。
一報、遺伝子検査はポリメラーゼ連鎖反応(PCR)という特殊な操作でウィルスの遺伝子を増幅し、検出する。現在、ウィルスが家畜の体内なら排出しているかが判別できる。
●【特例で早期再開】操業停止「ミヤチク」高崎工場
政府の口蹄疫現地対策チーム本部長・篠原孝農水副大臣は15日、10日から操業停止している「ミヤチク」高崎工場について、特例で早期再開する方針を示した。
同時に早期出荷を促し、農家に損失が生じた場合は国が全額補償することも明らかにした。
県は、「工場再開は、どのような形で清浄性を確認できたとみなすかを検討する必要もあり、抗体検査の結果などを見ながら調整したい」と慎重な姿勢を見せている。
●【工事受注減、生産調整も】傘下団体、影響広がる
県中小企業単団体中央会(外山勝会長)は、口蹄疫の感染拡大を受け、傘下の協同組合などを対象にした影響・被害調査の結果をまとめた。
建設業では工事の受注が減少し、酒造業は消費低迷で生産調整を実施。
畜産農家が取引先の製材業者は工場の稼働にも支障をきたすなど、さまざまな業界に影響が及んでいる状況が浮かび上っている。
県中小企業団体中央会の佐藤隆則事務局長は「畜産業だけでなく、一般企業まで影響を受けており、被害のすそ野は広がっている。今回の被害を激甚災害ととらえ、長期にわたる支援をお願いしたい」と話している。



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